コウモリを追い出した後の対策と法律上の注意点
この記事で分かること: コウモリが出ていった後に確認しておきたいこと、侵入口対策の考え方、法律上知っておきたい注意点、業者に相談すべき目安です。初めて室内・屋根裏にコウモリが入ったときの初動はコウモリが家に入ったときにやってはいけないことを参照してください。
結論と危険回避
コウモリの多くは鳥獣保護管理法の対象で、捕獲・殺傷には都道府県知事等の許可が必要です。侵入口をふさぐ対策は、屋根裏や壁の中にコウモリが残っていない状態を確認したうえで行う必要があります。特に幼獣がいる繁殖期(初夏〜夏頃)に封鎖すると、親とはぐれた個体を巣に閉じ込めてしまう恐れがあるため、時期の見極めが重要です。
コウモリがいなくなったか確認するポイント
- 数日ほど、夕方以降に出入りする気配や羽音がないか複数日にわたって確認する
- 侵入口と思われる隙間の下に、新しい糞が増えていないか確認する
- 異臭が薄れてきているか
見分け方の目安は換気口の黒いフンはコウモリ?触る前の注意点を参照してください。迷う場合は5ステップ簡易診断で状況を整理できます。
侵入口対策の考え方
コウモリは1〜2cm程度のわずかな隙間からも出入りできるとされ、軒下・換気口・屋根と外壁の隙間などが侵入口になりやすい傾向があります。対策としては、コウモリがいったん外に出て活動している時間帯(日没後)を狙って隙間に一方通行の弁(逆流防止ネットなど)を一時的に設置し、戻れないようにしたうえで後日恒久的にふさぐ方法が知られています。ただし、種の判別や時期の見極めが難しいため、自己判断での実施はおすすめしません。
自分で確認できる範囲
屋外からの目視での隙間確認、出入りの気配を時間帯とあわせて記録することは行っても構いません。天井裏や壁の中に自分で入って確認したり、糞を直接清掃したりすることは、健康リスクや転落のおそれがあるため避けてください。糞の粉塵を吸い込むことによる健康リスクも指摘されています。
危険・衛生・法令面の注意
コウモリの多くは鳥獣保護管理法の対象で、無許可の捕獲・殺傷は原則として認められていません。追い出しや侵入口の封鎖そのものは捕獲行為ではありませんが、時期や方法によっては動物を死傷させたり、巣の中に閉じ込めてしまう恐れがあります。実施前にお住まいの自治体の鳥獣被害相談窓口、または専門業者に確認することをおすすめします。捕獲の許可制度については環境省・捕獲許可制度の概要をご確認ください。
専門業者へ相談すべき目安
- 侵入・出入りが繰り返し起きている
- 侵入口と思われる箇所が複数ある、または高所にある
- 糞の堆積量が多い、または悪臭がある
- 時期(繁殖期かどうか)の判断が自分ではつかない
業者に相談する場合の見積書・契約前の確認項目は業者選びと見積書の確認項目にまとめています。